2021年「第72回NHK紅白歌合戦」乃木坂46リハーサル

山下美月

『第72回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目(29日、東京国際フォーラム)
7回目の出場となる乃木坂46は「きっかけ」を歌唱。秋元真夏は「今年で結成10周年を迎えまして、私たちにとっても大事な一年に7回目の出場をさせていただくことは、メンバーとしても、いろんな思いをもって臨まなきゃいけない」と意気込みを語った。

また、大みそかをもって生田絵梨花がグループを卒業する。秋元は「2020年、21年はグループを引っ張っていってくれていた主要メンバーの卒業も増えていて『今後、大丈夫かな?』という不安も最初はありました」と本音を吐露する一幕も。

それでも前を向くと「後輩たちが頼もしく育ってくれた。先輩よりもいろんなことに気づいてくれたり、そこの穴を埋めようと頼もしい面をたくさん見れて、私たちがちょっと甘えてしまうくらい、しっかりした後輩たちの姿がメインに描けた2年間でもあったのかな」と先輩として誇らしげに胸を張った。

本番では、これまでの歩みを振り返る映像をバックに、生田のピアノ伴奏とメンバーのパフォーマンスで楽曲を届ける。生田は「ピアノを演奏していると、いつもみんなと歌って踊ってパフォーマンスしているのと違って、周りの景色を客観的に見れる。なのでグループにいる最後というのも実感しながら『ここから巣立っていくんだな』と感じながら、大切に歌えたらなと思います」と、ラストステージへの思いを語っていた。

12月31日(金)にNHK総合ほかで放送される「第72回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが本日12月29日に東京・東京国際フォーラムで行われている。この記事では乃木坂46のコメントを紹介する。

2016年リリースの「きっかけ」を披露する乃木坂46は、年内でグループを卒業する生田絵梨花によるピアノ伴奏とともにパフォーマンスを行う。「きっかけ」を披露することについて、キャプテンの秋元真夏は「私たちは今年で結成10周年を迎えたのですが、『きっかけ』は東京ドームでのワンマンライブで披露したり、私たちにとってもファンの皆さんにとっても思い入れのある曲。そういった気持ちをしっかりと届けて、11年目に歩いていく、始めの一歩になればいいなと思います」とその意味を語った。

1期生から4期生までが順番に歌いつなぎ、最後は全員の合唱という構成になっており、これについては秋元が「東京ドームでこの曲を披露したときは、1人が1節ずつ歌いつなぐ形で1期生から4期生までの絆を表現したんです。今回は期ごとの絆を見せたあとにみんなで歌って、グループの絆を観てもらえるようなステージになったらと思っています」と説明した。

紅白の舞台が乃木坂46メンバーとしてのラストステージとなる生田は「演奏していると、客観的に周りを見られるんです。グループにいられる最後の瞬間を実感しながら、『巣立っていくんだ』ということを感じながら、大切に歌えたらと思います」と本番に臨む思いを明かした。すると、遠藤さくらは「寂しい気持ちがあるのはもちろんですが、生田さんの素敵な最後のステージになるように務めたいです」と後輩としての気持ちを表明。生田と同じ1期生の齋藤飛鳥は「10年間一緒にがんばってきたので、最後にピアノを弾いてもらってという演出はうれしいです。『うちの生田はすごいんだぞ』というのを見せつけていただければと思います」と、彼女らしい言葉でエールを送る。

秋元は「寂しい気持ちはもちろんあるんですけど、最後の日を目前にすると、『努力家すぎる生田がしがらみを気にせず楽しめるようなステージにしたい』という思いが強いです」と齋藤に続き、3期生の山下美月は「私は生田さんが紅白に出ている姿をグループに入る前から観ていたので、こうして最後のステージに一緒に立たせていただけてうれしいです。後輩として来年からは3期生、4期生が引っ張っていかなきゃいけないなと自覚しているので、しっかりと背中を見てパフォーマンスしたいと思います」と思いを語る。4人からの言葉を真ん中で聞いていた生田は「みんな優しすぎる……」と、贈られた言葉を噛み締めていた。

最後に「今年1年を1文字で表すなら?」という質問が報道陣から飛ぶと、秋元は「繋」という1文字を挙げ「これまでの10年で繋いできたものを後輩に繋いでいってもらいたいし、新たな風を吹かせてもらいたいなと思っています」とその理由を語り、会見を締めくくった。

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