生田絵梨花TT
人気アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花(22)が今年1月に発売した2nd写真集『インターミッション』(講談社)が、『第12回 オリコン上半期“本”ランキング 2019』(集計期間:2018年11月19日~19年5月19日)の「写真集」ジャンルで1位を獲得した。期間内売上は27.5万部で、17年に『白石麻衣写真集 パスポート』(講談社)がマークした20.1万部を上回り、上半期売上で歴代No.1の記録を更新した。
“史上最高記録の女王”となった生田に、写真集の反響や発売後の変化、ファンに好評のカット、さらに乃木坂46の未来まで、話を聞いてみた。
■女性からの感想に「すごくうれしい!」 ご褒美は大好きなお寿司
――『インターミッション』が歴代最高記録で上半期1位獲得、おめでとうございます。発売から約4ヶ月が経ちましたが、大ヒットを受けて何か変わったことはありましたか?
ありがとうございます。わかりやすい変化で言うと、気づかれることが多くなりました。今までは街並みに同化して全然気づかれなかったのですが(笑)、写真集を発売後はお店などで「写真集を見ました」「写真集で生田さんを知りました」って声をかけられることが増えたんです。写真集はもちろん、関連するニュースがたくさんあったので、それを見てくださった方が多いんだなと思って、写真集の影響力の大きさを実感しました。こんなにたくさんの方に知っていただけるきっかけになって、予想以上です。
――今まではあまり気づかれなかった?
少し前に、かずみん(高山一実)と遊びに行ったことがあるのですが、2人で並んで歩いているのにかずみんだけ気づかれて、私は友だちと思われていたみたいで(笑)。ほかにもそんな感じのことが多かったし、一人で歩いていたら絶対に気づかれなかったです。
――大ヒットでなにかご褒美をもらいましたか?
写真集の打ち上げで制作チームにお寿司屋さんに連れて行ってもらいました。すごく大好きなので、テンションが上ってお腹いっぱいになるまで食べちゃった(笑)。ウニを塩で食べて、あまりの美味しさにビックリしました!
――今回の大ヒットの背景には、多くの女性ファンが購入しているというデータもありました。
「写真集を見たよ」と声をかけてくださるのも女性の方が多いですし、お仕事をさせていただく女性の共演者やスタッフさんからも「すごくきれいだったよ」と感想を伝えていただくことも多いです。露出が高めのカットも「ヘルシーに見えたらいいな」と思って撮影に臨んでいたので、女性の方に好意的に見ていただけたらすごくうれしいですね。
――写真集を見たメンバーやファンの方から好評だったカットは?
メンバーからは、風船を持ってジャンプしているカットや、自転車に乗っているカットが好評でした。この写真集は全体的に躍動感やミュージカル要素がテーマだったので、ニューヨークらしいシチュエーションでいっぱい動きながら撮影したのですが、風船のカットは有名な撮影スポットでたくさん人がいる中で、一番目立つくらいはしゃいじゃいました(笑)。
ファンの方は「食べている写真が好き」と言ってくださる方が多くて、いろんな食事カットがあるのですが、中でもエッグベネディクトのカットが一番人気でした。これは撮影しようと思って行ったお店じゃなくて、普通にランチを食べようと入ったお店で、「せっかくだから一応、撮っておこうか」くらいの感覚だったんです。私はこのハーフアップという髪型にあまり自信がなくて、写真集ではハーフアップはやらないつもりだったんですが、「ランチを食べる時くらいはいいかな」という感じで油断していました(笑)。でも思っていたより髪型も好評だったので、良かったです!
シチュエーションや衣装にさまざまなバリエーションがあるからこそ、ファンの方はラフな感じの写真が好きと思ってくださるのかな。
■SNSへの興味、3冊目への期待、ほかのメンバーの写真集…生田絵梨花の本音
――写真集の公式Twitterの「オフショット300連投」など、SNSでの盛り上がりも話題となりました。生田さんもSNSに興味がわきましたか?
私にはTwitterよりも、言葉や文章の構成をじっくり考えてから発表できるブログが合っているのかなと思います。インスタグラムもアップする人は写真の構図や色合いなどにこだわっているのでしょうが、私にはそういうおしゃれな写真は撮れないので(笑)。
――これだけの大ヒットですから、早くも3冊目の写真集を期待する声もあるのでは?
この『インターミッション』は、自分のすべてを出し切ったという感覚なので、しばらくは次の写真集のことは考えられないかな。時間が経ってから見返しても楽しめる作品だと思いますので、ファンの方は何度も見返して、その時の気分でお気に入りカットを見つけていただけるとうれしいです。私もたまに自分のアルバムのように見返したり、1st写真集の『転調』(16年1月発売)と見比べたりしています。
――自分で見比べてみて、『転調』から『インターミッション』でどこが一番変わりましたか?
表情が違うと思いました。私は乃木坂46の中でも「変わらないほうだね」ってずっと言われてきたのですが、この2冊の写真集は3年間ほど空いていて、昔と比べると顔つきが変わってきたのかなって感じます。
――今回のランキングではベスト10のうち、坂道グループの写真集が7作ランクインしました。乃木坂46でも北野日奈子さん、井上小百合さん、高山一実さんの作品が入っていますが、ほかのメンバーの写真集も見ますか?
写真集は出るたびに見ています。みんなそれぞれの魅力が出ていて良かったですね。生活感も見える気がするし、同じメンバーでも写真集を見ると、より身近に感じて好きになっちゃいます(笑)。メンバーでさえ知らない顔が見られるのが写真集なので、見るときはすごくドキドキするし、私の写真集もみんなドキドキしながら見てくれました。
――昨年から今年にかけて多数のミュージカルに出演していますが、去年の秋に写真集撮影でNYを訪れたことは、何か影響を与えている?
各作品のテイストがまったく違うので、直接的に生かされている部分があるかは自分でもわからないのですが、本場のミュージカルを見てすごく刺激を受けたことは大きかったです。日本に帰ってきてからも、気になったブロードウェイ作品や女優さんを調べて習慣的に作品を見るようにしたり、自分もこう歌いたいと目標を掲げながらレッスンに取り組むようになったし、こういう役をやってみたいと思うようになったり、夢が広がりました。意識の中に変化は出ているかもしれないですね。
■グループとソロの両立のために「実際に行動して高めていかなきゃいけない」
――ソロ仕事も増えていますが、グループとの両立の難しさを感じることもある?
単純に覚えることがいっぱいで頭がパンクしそうになったり、スケジュールが詰まって自分のキャパシティーを超えそうになったり、大変なことはたくさんありますけど、本当に周りの人たちが助けてくれるので、支えられています。メンバーがダンスのフリや立ち位置を教えてくれるっていうだけじゃなく、ちょっと沈んでいるときに笑顔を見て元気になることもあって。心配して声をかけてもらうだけでも励みになるので、人との関係性があるから両立ができています。
私もほかのメンバーに対して、ちょっと気が張っている子がいたらあえてちょっかいを出してみたりします。自分もその子も元気になって、現場の雰囲気が楽しくなって、その子の笑っている顔が見れたらいいなって……、気持ち悪いですかね(笑)。
――今年の夏は、乃木坂46の全国ツアーと『レ・ミゼラブル』の出演で、移動も大変そうですね。
忙しい時期は飛行機で全国を行ったり来たりするので、「私はCAさんかな?」って思ったりします(笑)。移動中はできるだけ起きて映画を見るようにしていて、最近面白かったのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。楽しい映画とうわさには聞いていて、やっと見られたのですが、みんなでワイワイと突っ込みながら見たらもっと楽しいだろうなって思いました。
――4期生も入りメンバーも増えてくる中で、乃木坂46での役割も変わってきた?
しっかりしなきゃなと思っています。後輩から質問されることも多くなったし、もっと地に足をつけて立たなきゃな、と。後輩に少しでも刺激を与えられる存在になりたいし、興味を持ってもらえる先輩になりたいです。私は元々1期生の中でも年少の方だったし、頼られることがほぼなくて甘える方だったので、変わっていかなきゃと思っています。
――卒業メンバーが増えるなか、5月下旬の横浜アリーナでのライブでは齋藤飛鳥さんが「あんまり不安はないです」と宣言しました。生田さんの考えは?
不安がないわけではないけど、自分たちが「不安はない」という決意を持ち、周囲からもそう思ってもらえるように進んでいかなきゃ、と考えています。グループはずっと同じ形ではなく常に変化をしていくものなので、若いメンバーたちにも頑張ってもらえるように支えていきたいし、自分たちもまだまだ伸びていけるように努力しなくてはいけない。考えることはいっぱいだけど、考えるだけじゃ意味がないので、実際に行動しなきゃと心に決めています。こういうインタビューで話したことを実現させるために、実際に行動して自分もグループも高めていかなきゃいけないですね。……ヤバイ、自分でハードルを上げてしまった(笑)。
――最後に個人としての今後の目標は?
お芝居をもっともっと知りたいです。ミュージカルは基本的に音楽に合わせてセリフを話しますが、音楽がなくセリフだけのやりとりの経験がそんなにないので、自分はどこまで表現ができるのか、わからないんです。それに、歌うときもただ言葉を歌うだけじゃなくて、シチュエーションや心模様を準備することが大切なので、そういう部分をもっと勉強していきたいです!
◆生田絵梨花(いくた・えりか)1997年1月22日生まれ。A型。ドイツ・デュッセルドルフ出身。2011年、乃木坂46の1期生として活動開始。14年10月発売の10thシングル「何度目の青空か?」でセンターを務めるなど、常にグループの中心的メンバーとして活躍。ソロで『レ・ミゼラブル』や『ロミオ&ジュリエット』など多数のミュージカルに出演。抜群のピアノの腕前を持つ乃木坂46イチの才色兼備であり、天真爛漫な笑顔で多くの人を魅了する。
見出し
乃木坂46生田絵梨花、美ボディ絶賛の声で変化は?<2019年上半期写真集女王インタビュー「インターミッション」>
参照回数:46,961
【生田絵梨花/モデルプレス=6月2日】乃木坂46の生田絵梨花(いくた・えりか/22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
生田絵梨花、新写真集女王に
生田のセカンド写真集『インターミッション』(2019年1月22日発売/講談社)が、売上27.5万部で(オリコン調べ)で今年度上半期写真集ランキングの1位に輝いた。
上半期での売上としては、2017年に白石麻衣写真集『パスポート』(2017年2月7日発売/講談社)が記録した20.1万部を上回り、“歴代最多売上”を達成。生田が新写真集女王の座に輝いた。
また、生田が上半期1位を獲得するのは、2016年に発売した写真集『転調』(2016年1月21日発売/集英社)に続いて2度目。通算2度の上半期1位は生田が歴代初となる。モデルプレスでは、写真集の大ヒットを受けた現在の心境を語ってもらった。
生田絵梨花、写真集ヒットで「影響力をすごく感じています」
改めて写真集がヒットしたことへの実感や、周囲の反響を感じていますか?
生田:ありがとうございます!いろいろなお仕事の現場で、写真集について声をかけてもらうことが増えました。街でも「写真集を見ました」「写真集で生田さんのことを知りました」という声をいただくので、影響力をすごく感じています。
― オリエンタルラジオの藤森慎吾さんなど、芸能界でも生田さんのファンが急増していますね。
生田:撮影も楽しかったのですが、写真集で見てもらってから初めて「こういう風に思ってもらえる写真集を作ることができて良かったな」と実感できるので、たくさんの方に見ていただけて嬉しいです。
市村正親さんは、私にとってお父さんのような存在なのですが、写真集をお渡ししたらその場で感想を口にしながら1ページずつ見てくださりました。お気に入りのページも言ってくださって、全部見終わったあとに「この写真集はほかの写真集と何か違うね。すごく素敵だね」と言ってくださったので、すごく嬉しかったです。
生田:もちろん男性の方々に見ていただいて、言葉をいただけるのはすごく嬉しいです。女性の方から「綺麗だよ」と言っていただけると、露出が高いカットなどでもヘルシーに見えているのかなと思って、撮影して良かったなと思います。
「息子がすごくファンなんです」というお母様方から声をかけていただくこともあるので、もしかしたらその息子さんが勧めてくれているのかな?年代は関係なく良いと思っていただけるんだと思うと、すごく励みになります。
“美ボディ”話題の生田絵梨花、絶賛の声で変化は?
生田:スタイルに関しての反応が1番多くて、本当に純粋に「すごく良いね」や「良いな」と言っていただけます。でも、これまで自分のカラダを客観的に考えることがなかったので、周りからの反応で、初めて「自分はこんな風に見られているんだ」と感じました。
― 写真集で1番話題となったのはやはり美しいスタイルですよね。客観的にどう見られているか実感して、ボディラインを魅せる着こなしや、より女性らしいコーディネートなどを意識するようになりましたか?
生田:そういう意識はあまりないんですよ。写真集の中だから良いのかなと思っていて、普段は(秋元)真夏さんみたいに露出を押し出したいわけではないので(笑)。意識は変わらないですね。
生田:今も続けています。ピラティスは何でも基本になりますし、なんとなく心とも繋がる感じがするので、今は精神面を鍛えたり、立ち姿を綺麗にしたり、運動不足を解消したりする目的で続けています。
生田絵梨花「イメージを壊さないようにしなきゃという意識がどこかにあった」
― 写真集の撮影から半年以上経ちますが、写真集の撮影やプロモーションを通して、ご自身の中で変化したことがありましたら教えてください。
生田:今まではなんとなく「自分は乃木坂46ではこういうイメージだろうな」と、イメージを壊さないようにしなきゃという意識がどこかにあったと思うのですが、写真集の撮影を経てから、見られ方を気にしないで自由にできるようになったかな。それが「良くない」と感じるのであれば元に戻すべきだなと思っていたのですが、「すごく良かった」や「新しい面も素敵だと思う」という意見を聞くことができたので、良い方向に進んでいると思います。
生田:「大人っぽいね」と言われるのも嬉しいのですが、大人っぽいだけになりたいかと言ったらそうではなくて、まだまだ子どもでもある。例えば外見のことだと、しばらく前髪を伸ばして大人びたい期間もあるのですが、若返りたくて前髪を切ったり、髪を暗く染めたりもします。いろいろな面を見てもらいたいし、「生田絵梨花はこれ」と決まっていなくても良いのかなと思うんです。その都度変化していったり、進んだり、戻ったり、そういうことで良いんじゃないかなと思っています。
― これから生田さんが見せる姿も楽しみですね。ありがとうございました。
生田絵梨花・写真集『インターミッション』概要
【撮影】中村和孝
【出版社】講談社
【ロケ地】アメリカ・ニューヨーク
【体裁】オールカラー160P/ソフトカバーB5版変形
【写真集公式ツイッター】@erika_newyork
第1回野間出版文化賞・特別賞を受賞
白石麻衣さんと生田絵梨花さんが第1回野間出版文化賞・特別賞を受賞しました!
生田さんは舞台本番のため、本日行われた授賞式に参加できなかったので、以前撮影した2ショットです!😊😊😊😊